自分の人生の操縦席に座るために必要なこと

人から強制されるのではなく
ただ何となく流されるのではなく
自分の人生の操縦席に座り
自分で生きる道の舵を切る
そのために必要なことは
目標を持って生きる
ということです。
Contents
目標を持つと負担が増える?
目標を持つ。
そう聞くと
「目標があるとかえってストレスになる」
「達成しないといけないという負担が増える」
という方がいらっしゃいます。
いえ、それは違います。
その逆です。
目標を持つと、ストレスに強くなります。
ストレスをコントロールして
ストレスに負けずに
毎日イキイキとしたいのであれば
ぜひ、目標を持っていただきたいと思います。
目標を持つことのメリット
目標を持つことで
ストレスに強くなれるのには理由があります。
1 主体的自己決定性が育つ
主体的自己決定性とは
簡単に言うと「自分で決める」という感覚です。
脳は自分で決めるととても元気になります。
人からやらされている仕事と
自分でやろうと動いた仕事は
モチベーションの高さが全然違いますよね?
人から指示された仕事は
失敗したらどうしようという
不安を抱え込むこともありますし
やり終えてしまうと
そこでモチベーションが途切れます。
子どもであれば
自分が行きたいわけではないのに
親から入るように言われて受験した学校に
毎日イキイキと通えるでしょうか?
そんなことからからも
いかに自分で決めることが大切か
お分かりいただけますよね?
主体的自己決定性が奪われる場所があります
それは留置所です。
留置所は、朝起きる時間、寝る時間
食事の時間、何をするか何をしないか
すべて自分で決めることができません。
主体的自己決定を奪われて
罪を償うのです。
自分で決めて行動すること。
それは人間として尊い権利であり
生きる価値でもあります。
ですから、
自分で決められないというのは
心の留置所に入っているも同然です。
脳はとっても元気をなくします。
目標を達成するためのプロセスは
自分で決めて行動することの連続ですから
脳がイキイキとしてきます。
2 今を生きることができる
ただ何となく過ごす毎日。
言いたいことを我慢して過ごす毎日。
グチを言って過ごす毎日。
朝起きてから寝るまで人に振り回される毎日。
時間に追われて過ぎていく毎日。
このような毎日を過ごしていると
不安や不満が
いつも頭の中を占めてしまいます。
今過ごしている毎日が
未来にもやってきます。
あなたはどんな未来を望みますか?
未来は突然どこからか
やってくるものではありません。
毎日の積み重ねが未来を創ります。
ですから自分が生きている「今、この時」を
いかに過ごすかが未来を創ることになります。
目標を創るということは
望む未来にたいして
今、自分は何をするべきなのかを
明確にすることです。
目標は「今このとき」に集中し
かけがえのない毎日の過ごし方を
照らし出してくれます。
今この時に集中していると
不安や不満が心に入る余裕がなくなります。
些細なことは気にならなくなります。
かけがえのない今を
精一杯生きることができます。
3 脳の持つ力を活用できる
脳は現実とイメージを区別していない
「未来」は現実にあるわけではなく
言ってしまえば
脳の中で生み出しているイメージです。
ですから、脳の中では「現在」と「未来」を
区別していません。
あなたが現在をどうとらえているのかが
そのまま「未来」のイメージとなります。
現在を否定していれば
その否定した状態がイメージされ
脳は全力でその状態を実現しようとするので
いつまでも否定する現在の状況を
変えられないということが起こります。
現在は苦しいけれど
未来は楽しくなるに違いない
そう思っていると
脳は現在の苦しい状況を
維持することに
全力を尽くしてしまいます。
目標を創ることは
望む未来を明確にイメージする
ということです。
脳の力を最大限に活用して
イメージしたことを
現実にすることができます。
脳のチューニング機能を利用することができる
脳に命題を与えておくと
脳は24時間チューニングしてくれます。
ちょうどラジオのチャンネルを合わせるように
脳が知りたいことに
自動的にフォーカスしてくれるのです。
車を買いたいと思っているときに
やけに広告が目に留まったり
タイミングよく
中古車を紹介してくれる人が現れたりする
そんなことはありませんか?
「引き寄せたのかな」と
びっくりしてしまいます。
それは無意識に行っている
脳のチューニング機能によるものです。
目標を創ることによって
脳は目標を達成するための情報に
自動的にフォーカスしますので
ただ何となく願望を抱いているよりも
ずっと望む未来に近づくことになります。
すると脳は「快」を感じ
ヤル気をつかさどる「帯状回」が刺激され
ヤル気がさらにヤル気を生みます。
4 エネルギーと健康が手に入る
私たちの生命エネルギーは
使うところに湧くようになっていますから
目標があると
エネルギーはどんどん湧いてきます。
反対に
元気になってから動く
エネルギーが溜まってから頑張る
と言っている人は
生命エネルギーが使えません。
目標を創り
達成するために
今の自分にできることを探し
そのことに精一杯集中する
そのことで生命エネルギーを
最大限に使うことができます。
それを裏付けるような
興味深い実証研究の結果をご紹介します。
ある大学で長期入院している方たちを
2つのグループに分けました。
・リハビリをするグループ
・社会に出たら何をするかということを考えるグループ
この2つのグループ
どちらが
早く健康が回復すると思いますか?
結果は後者だったのです!
リハビリするよりも
目標を持って入院期間を過ごした方が
早く治ったのです!
目標を創ることによって
健康を維持・成長させることができることが
よくわかりますね。
5 目標で大事なのはプロセス
目標を達成させることはもちろん大切です。
でももっと大事なことは
「結果」よりも「プロセス」です。
私の大好きな
「習慣とひとりビジネスの専門家」の佐藤伝さんは
著書「たった1分でできて一生が変わる言葉の習慣」で
こう述べていらっしゃいます。
「目的地に着くことが人生なのではなく
プロセスそのものが人生です」
私はこのフレーズに触れたときに
目の前に光明を見出したような
感動に包まれ
とても救われた気持ちになりました。
私たちは何かを目指して頑張るとき
成功するか、失敗するか
出来るか、出来ないか
その狭い範囲の価値観にとらわれ
「楽しむ」ことをおろそかにしてしまいます。
特に日本人は
成功するためにやるというよりも
失敗しないためにやる
という傾向があるそうです。
でもその2つに1つのゴールよりも
そこにたどり着くまでの
プロセス(経験)にこそ
大切な価値が含まれている
ということに気付いた方が
たとえ当初立てた目標には達しなかったとしても
成長と喜びと
なによりも生きる楽しみが
あるのではないでしょうか。
目標は人生をイキイキとさせてくれる!
あなたの人生の目標は何ですか?
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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